地酒「大鬼」のラベルを手刷り 大江町内では13日から販売「質の良い米ができ、おいしい酒が飲めそう」

2025年12月11日 のニュース

 京都府福知山市大江町の住民たちが地酒の原料となる酒米作りに取り組む「大江で地酒を造る会」(大槻博路会長)は7日、同町二箇下の大槻会長(76)宅で、今年度産米を使い醸造される地酒「大鬼」のラベルの版画刷りをした。大鬼は13日から販売される。

 同会は大江町産米で造った地酒で町おこしを-と、1996年から町内で酒米・五百万石の栽培を続けてきた。

 今年は二箇下と毛原の田んぼ計14枚で米を作り、約3トンを収穫した。酒米は宮津市のハクレイ酒造で醸造された。

 7日は大槻会長と会員2人がラベル刷り作業に励んだ。大鬼の文字が浮き彫りにされた木版にインクを塗り、和紙風のラベルに印刷していった。例年は1500枚ほど刷っているが、以前のラベルが残っており、今回は500枚を仕上げた。

 大鬼は1・8リットル(税込み4070円)と720ミリリットル(同2035円)の2種類あり、大江町内では河守醸造(関)、京都丹後鉄道大江駅の売店などで販売される。

 大槻会長は「栽培に関しては、猛暑が続き、水の管理に苦労しましたが、今年も質の良い米ができました。おいしい酒が飲めそうです」と期待を込める。


写真(クリックで拡大)=ラベルを印刷する大槻会長(右)ら

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