地元で踊り継がれる、大江音頭を子らが習得 ふるさと学習の一環で 大江学園の小中学生

2025年12月08日 のニュース

 京都府福知山市大江町波美、小中一貫教育校の大江学園で2日、地元で踊り続けられている「大江音頭」の学習があり、小中学生234人が地域講師から踊り方を学んだ。

 ふるさと学習「大江学」の一環で、講師は大江音頭振興会(山中佐代子会長)の会員5人が務めた。体育館で大江小学校の低学年、高学年、大江中学校の全生徒の3グループに分かれて教わった。

 山中会長(77)が大江音頭について説明。「大江山鬼伝説1千年祭が開かれた1990年に、当時の町長と商工会長の発案で、大江町を広くPRするために作られた」と述べた。

 最初に会員たちがステージで手本を見せた後、子どもたちが輪になって体験した。大江音頭はしなやかで踊りやすく、最初はぎこちない動きをしていた児童や生徒たちも、すぐに手や足の動きを覚えていった。

 大江音頭は毎年8月に開催の鬼力の由良川夏まつりで踊られている。大江小5年の男子児童は「踊る前は手の動きなどが難しいイメージがありましたが、教えてもらい楽しく踊れました。来年の夏には踊ってみたい」と話していた。


写真(クリックで拡大)=振興会員の動きを見ながら覚えていった

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