七色に輝く氷の写真撮影 けさ福知山市内で氷点下 厚中問屋町大地さん
2025年12月05日 のニュース
強い寒気の影響で、5日朝の京都府福知山市の最低気温は氷点下1・5度(午前5時30分)となり、平年より4・6度低く、今季最低を記録した。厚中問屋町の写真愛好家、大地洋次郎さん(84)は同日朝、虹色に輝く氷の写真の撮影に成功した。
蝶や鉄道など、さまざまな写真を撮り続ける大地さんは、25年ほど前から氷も被写体にしている。
4日の夜は寒く、空に雲がなかったことから、翌日はさらに冷え込むことを確信。夜に水をかけたガラス板を庭に置き、氷が張るように準備を整えた。
5日午前7時に氷が張っているのを確認したあと、接写レンズを装着したカメラに、反射光をコントロールできるPLフィルターを付け、偏光板を氷が張ったガラス板の後ろに置いて撮影を始めた。
偏光板を通すと、氷の結晶の一つひとつが鮮やかに輝く。大地さんは何度もシャッターを切って、屈折した七色の光が氷の表面に映る様子を捉えることができた。
大地さんは「撮り始めた頃に太陽がちょうど昇ってきたので、思い通りの写真が撮れました。寒さはこれからが本番。また氷の写真を撮っていきたい」と話す。
写真(クリックで拡大)=美しく輝く氷(5日午前8時ごろ、大地さん撮影)








