バレーボール日本代表候補 インドアとビーチでW選出 淑徳高2年の中川選手

2025年12月03日 のニュース

 京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校女子バレーボール部2年の中川芽生選手=与謝野町・江陽中出身=が、インドアとビーチ両方の高校生らによるアンダーエイジカテゴリーで日本代表候補選手に選ばれた。中川選手は「どちらも最終選考に残り、大会で活躍して日本を代表する選手になりたい」と意気込む。

 中川選手は小学4年生から地元のクラブチームでバレーボールを始め、中学、高校と部活動で練習に励んできた。身長180センチの高い打点からのスパイクを武器に、高校ではミドルブロッカーを務め、チームのエースとして活躍。最近は体力・筋力が増し、スパイクの威力も上がり、試合での動きも良くなった。

 インドアでは、来年の「U18アジア選手権」に向け、全国から約20人が選ばれる女子アンダーエイジカテゴリチームの代表候補選手となった。12月4日から8日まで、東京都で開かれる公益財団法人日本バレーボール協会による強化・選考合宿に参加し、基本や応用練習に取り組む。

 話をするのが好きな明るい性格で、「プレー中に他のメンバーへの声掛けをして、チームとして動き方なども考えられるようにしていきたい」と話す。

 ビーチでは、U21・U19日本代表候補に昨年から選出されており、今年8月には全国高校選抜チームの一員としてフィリピンへの海外遠征も経験している。同協会が12月11日から14日まで、愛知県で開く強化合宿に参加し、オリンピックや国際競技で活躍する選手をめざした指導を受ける。

 インドアと違うボールの軟らかさや砂の足場でのプレー、高頻度のレシーブなど課題はあるが、「以前より知識、技術が身につき、課題が直せるように意識しています。『変わった』と思ってもらえるようにしたい」と話す。

 中川選手は「インドアでも選ばれたことに驚いています。部活動のチームでも12月には大会があるので、ビーチも含めて合宿で力を付け、さらに良いプレーができるよう努めたい」と気を引き締めている。


写真(クリックで拡大)=二刀流でVサインをする中川選手

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