錦秋の丹波路に5800人 前年から1800人増、福知山マラソン 大会新記録も

2025年11月25日 のニュース

 第33回福知山マラソン(福知山市、市陸上競技協会など主催)が23日、京都府福知山猪崎の三段池公園を発着点に開かれた。暖かい日差しの秋晴れの下、昨年より約1800人多い5796人が出走(エントリーは6517人)。沿道からの声援を受け、錦秋の丹波路をさっそうと駆け抜けた。

 午前10時のスタート時の気温は8度(マラソン事務局発表)と冷え込むなか、号砲とともにランナーが一斉に駆けだした。コースは音無瀬橋を渡って福知山城方面に向かって走り、法務局前でUターン。広小路通りや市街地を抜けたあとは新音無瀬橋から由良川右岸の府道を北上し、大江町二箇下で折り返した。

 気温は午後にかけて上昇し、ゴールが集中する午後3時には20度に達した。寒暖差も影響し、疲労で苦しい表情を見せるランナーもいたが、沿道からの「がんばれ」「もう少し」などの大きな声援を力に一歩ずつ足を運んだ。

男子は森井選手が3連覇
女子は深田選手が大会新記録

 フルマラソンは5448人が完走。結果は、男子が森井勇磨選手(35)=京都市、京都陸上競技協会=が2時間18分53秒で、歴代2位となる好タイムを記録し大会3連覇。女子は深田望友選手(20)=京都市、R-United=が2時間38分6秒で、大会記録を1分30秒更新し初優勝した。

 視覚障害のブラインドマラソンの部男子はT11(カテゴリー)で小林丈二選手(48)=愛知県、天白川走友会=が2時間54分31秒、T12は福永智洋選手(60)=大阪府=が3時間29分6秒、T13は武川泰幸選手(40)=北海道、更別村走ろう会=が3時間2分40秒で頂点に立った。

 また、フルを2人で走る、ペアリレーマラソン種目には79組が出走し、野口正人選手・長浜章選手=三重県=のペアが2時間30分53秒で優勝した。

大会運営支えた市民ボランティア

 大会には、市民ボランティアら1400人以上が運営スタッフとして携わった。沿道での楽器演奏や着ぐるみによる応援のほか、午後2時50分からはコース終盤約500メートルの位置から市内スポーツクラブの子どもたちが並走する「応援キッズ」も登場。励ましの声に背中を押され、最後の力を振り絞るランナーの姿も見られた。

 会場には地元産品を扱う「ファーマーズテーブルズ」や京都北都信用金庫のグルメエリアなど約20店の飲食ブースが出店。レース前後に温かい物を味わうランナーや家族連れでにぎわい、地域一体となって大会を盛り上げた。

 

写真上(クリックで拡大)=3連覇を示すポーズでゴールイン
写真下(クリックで拡大)=賞金のパネルを持つ深田選手

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