懐かしいSLの写真も 旧国鉄職員、元JR社員らが生きがい作品展開く
2025年11月14日 のニュース
西日本鉄道OB会福知山地方本部(西村洋本部長)は14日から、京都府福知山市駅前町の市民交流プラザで第16回生きがい作品展を開いている。趣味の域を超えた作品も多く、訪れた人たちが見入っている。16日まで。
福知山地方本部は福知山、綾部、舞鶴、兵庫県豊岡市などに住む旧国鉄職員、元JR社員らで構成。会員は現在約1100人いる。毎年、生きがいづくりと親睦を目的に、作品展を開いている。
会員やその家族ら約50人が絵画や書、写真、漆塗りの木工品、陶芸品、タペストリー、俳句・川柳・短歌などの作品約120点を出展している。
今年は懐かしの鉄道写真展のコーナーを設け、1971年に撮影された旧福知山機関区内の車庫で出番を待つ蒸気機関車(SL)や昭和初期の旧福知山駅ロータリーを捉えた白黒写真、新幹線のカラー写真などが並ぶ。SL・D51の模型、旧「日本国有鉄道」の銘板もある。
このほか、SLの絵画や快速「あまるべ」のサボなどを出す会員も。会場を入ってすぐの場所には、クリスマス風に飾り付けられたクルーズトレイン「瑞風」の模型電動車を置いている。
大地洋次郎さん(84)=厚中問屋町=は、自宅で飼育するオオムラサキの写真を今回も出展。「森の宝石」と称される美しい成虫の姿の作品を展示している。
西村本部長(81)は「会員の家族ら女性の作品が多く、例年通りバラエティーに富んだ作品展となっています」と話している。
入場無料。開催時間は午前9時30分から午後5時30分(16日は3時30分)まで。
写真(クリックで拡大)=SLを捉えた白黒写真も並ぶ









