市出身の2選手が出場 大学野球の明治神宮大会 能登原選手と岩間選手
2025年11月12日 のニュース
京都府福知山市出身の佛教大学硬式野球部4年生の能登原健生選手、立命館大学硬式野球部3年生の岩間倫太朗選手が、学生野球の全国大会「明治神宮野球大会」に出場する。関西地区代表決定戦が10月31日から11月3日まで大阪市で開かれ、5大学が全国への2枠をかけて激突。両選手が打撃で活躍し、佛教大が第1代表、立命館大が第2代表を勝ち取った。
代表決定戦で本塁打 能登原選手
能登原選手は成仁ジュニアーズ、日新中野球部の出身。進学した神戸国際大附属高校では3年生の時に夏の甲子園にスタメンで出場して8強入りを果たした。身長174センチ、体重75キロの外野手。右投げ右打ちで、突破口を開く勝負強い打撃を持ち味としている。佛教大では3年生の春からスタメン入りしている。
京滋大学野球連盟の今年度秋季リーグ戦では6大学が争い、佛大が全戦全勝で5季連続64回目の優勝を果たし、明治神宮大会の関西地区代表決定戦へ進出。能登原選手も10試合中8試合に出場し、バットでチームの優勝に貢献した。
代表決定戦は、佛教大は第1代表決定トーナメントでシードされ、決勝から登場した。京都産業大と対戦し、能登原選手は2死三塁で迎えた3回表に左越え本塁打を放って先制。これが決勝点となり、3-0で勝利して第1代表となった。
能登原選手は「ここで1点入るかどうかで試合が決まるという思いで挑みました」と振り返り、「日本一がチームの目標なので、本戦も頑張りたい。大学生として最後の大会なので悔いが無いようにしたい」と力を込めた。
打率4割の安定感 岩間選手
岩間選手は小学生時代は修斉野球クラブ、中学は硬式野球・京都丹後リトルシニアに所属。進学した立命館宇治高校では3年生の時に主将を務め、通算本塁打33本を記録した。身長178センチ、体重83キロの外野手。右投げ左打ちで、広角に長打を放つバッティングを武器に、立命館大では2年生の秋からスタメン入りし、打者としてチームに貢献してきた。
関西学生野球連盟所属の6大学が競った今年度の秋季リーグでは打率3割を超え、2本塁打14打点を挙げて打点リーグ1位の成績を記録。チームの12季ぶり40回目の優勝に大きく寄与した。
関西地区代表決定戦では、第1代表決定トーナメントの初戦で京産大に1-3で敗れ、第2代表決定トーナメントへ。4チームによる代表争いで、初戦の大阪産業大を6-1、準決勝の奈良学園大を2-0で下し、決勝では再び京産大と対戦。1-0で雪辱を果たし、10年ぶり5回目の出場権を手にした。
岩間選手は代表決定戦で15打席6安打、打率4割の安定した打撃で、得点へのチャンスを作ってチームを支えた。「個人よりチームのために結果を求めて戦い、良い成績を出せて良かったです。明治神宮大会では思いきって、気負わず、積極的にプレーし、ホームランを打ちたい」と話す。
また立命館大には、関西学生野球連盟秋季リーグで最優秀投手に選ばれた4年生の遠藤翔海投手(京都共栄学園高校出身)=兵庫県朝来市出身=が在籍している。
神宮球場で14日から
明治神宮野球大会は14日から19日まで東京都の明治神宮野球場で開かれ、全国から11チームが出場する。1回戦で佛教大は日本文理大(九州四連盟代表)と、立命館は東京農業大北海道オホーツク(北海道二連盟代表)とそれぞれ対戦する。
写真上(クリックで拡大)=打席で集中力を高める能登原選手
写真下(クリックで拡大)=試合で笑顔を見せる岩間選手








