緑の山間に深紅の葉 ドウダンツツジ色づく 北山の足立さん宅
2025年11月07日 のニュース
京都府福知山市北山、足立国昭さん(81)が自宅そばの道路沿いで育てるドウダンツツジが、真紅に染まっている。きょう7日は、冬の始まりを告げる二十四節気の一つ、立冬。ドウダンツツジの並木(長さ約15メートル)は、冷たい風を受け、日ごとに赤みを増して見ごろへと向かう。
足立さん宅は集落奥の山間にあり、周囲はマツやスギの緑に囲まれる。今の時期は紅葉したドウダンツツジがひときわ映える。
30年ほど前に苗を1本植えたのが始まり。その後は毎年春先に新芽を摘み、挿し木を繰り返して増やし、今では30本以上が並ぶ。高いものは3メートルを超えるものもある。
当初は家族だけで観賞していたが、「せっかくならほかの人にも楽しんでもらえたら」と、2年前から一般公開を始めた。昨年は100人ほどが訪れ、約60年ぶりの人との再会もあった。「思いがけない出会いを呼んでくれた」と目を細める足立さん。
今年は先週末から色づき始めた。今はまだ緑が残る株もあるが、寒さが進めば一気に真っ赤になり、今月下旬まで見ごろが続きそうだ。
写真(クリックで拡大)=手前のドウダンツツジは真っ赤。奥はまだ緑が残っている









