5部門の286点を展示 アクセス良好の新会場で福知山市展始まる
2025年10月31日 のニュース
第61回福知山市展が31日から始まった。これまで京都府福知山市中ノの厚生会館で開いていたが、アクセス向上のため、駅前町の市民交流プラザに変更。3、4階の市民交流スペース、会議室、アトリエなどの部屋を部門ごとに割り当て、絵画、彫刻・立体造形、工芸、写真、書の5部門の秀作286点を並べている。11月3日まで。
北近畿で最大規模の公募美術展。福知山市内外から計404点の応募があった。厳正に審査し、市展賞から入選までの257点、委嘱作家の17点、無鑑査作家の10点、招待作家の2点が展示されている。
交通量、人通りが多いJR福知山駅に隣接する会場となり、のぼりやタペストリーを付近に設置し、交流プラザでの初開催をPR。その成果もあって、初日は午前9時の開始時間から、多くの人が続々と来場した。
工芸部門では、パッチワークなどの手芸作品が出展できるようになり、今回から対象になった愛らしいひな人形の作品も。絵画は、幻想的な作品から写実的な作品まで幅広く、来場者がじっくりと鑑賞していた。
また写真も、車のサイドミラー越しから農作業風景を撮影するなど、日常の風景を角度を変えて切り取った作品があり、それぞれの工夫が見える。子ども向けワークショップで制作された漆塗りの椀、木の端材で作ったアート作品も展示している。
入場無料。開催時間は午前9時から午後6時(3日は5時)まで。
写真上(クリックで拡大)=市民交流スペースには写真作品がずらり(31日午前9時10分ごろ)
写真下(クリックで拡大)=工芸は出展範囲が広がり、手芸作品のひな人形も並ぶ












