恐竜たちが全力ダッシュ! 三和荘で「ティラノサウルスレース」
2025年10月29日 のニュース
古代の暴君が運動場で走って、飛んで、ずっこけて-。京都府福知山市三和町寺尾の三和荘で25日、ティラノサウルススーツでさまざまな競技に挑戦する「ティラノサウルスレースin三和」が開かれた。大人から子どもまで計59体の恐竜が集結し、「ガオー」と雄たけびを上げながら、徒競走や玉入れなどで競い合った。
三和荘の認知度向上と町の活性化を目的に、昨年に続き2回目の開催となる。三和地域協議会(松下正美会長)が主催し、交流連携部会を中心に準備。今回から市が共催に加わり、18社が協賛してイベントを応援した。
成獣オス(男性)の部に20人、同メス(女性)の部に28人、幼獣(小学生以下)の部に11人が参加。市内のほかに大阪府吹田市から訪れた人もいて、用意した観覧席はいっぱいになった。
カメラを構えた住民や家族の間を、赤、青、緑など、色とりどりの恐竜が、のしのしと体を左右に揺らして入場。ハロウィーンにちなみ、魔女の“コスプレ”をする恐竜もいて、注目を集めた。
最初の競技は徒競走。30メートルを全力疾走する姿はコミカルで、幼獣たちも1位をめざして必死にゴールへダッシュ。勢い余って転ぶ子もいたが、観覧席からの大きな声援を受け、最後は笑顔でゴールしていた。
このほか玉入れ、障害物競走、大玉転がしリレーと続き、休憩時間には福知山淑徳高校和太鼓部のパフォーマンスも。キッチンカーや屋台が並び、地場産野菜の販売などもあり、出場者も観覧者も、満足そうな表情で家路についた。
徒競走で転びながらもゴールした六人部小学校1年の男子児童は「こけたのは残念でしたが、楽しかったです。来年またあったらリベンジしたいです」と話していた。
写真(クリックで拡大)=徒競走で全力疾走する幼獣たち








