大阪・中之島の福知山アンテナショップ、常設開業1カ月 女性客を中心に2400人来店で好発進
2025年10月27日 のニュース
京都府福知山市と市の外郭団体・福知山地域振興社が大阪市北区の中之島フェスティバルタワー・ウエスト地下1階に開設した常設型アンテナショップ「福知山ちゃった」が、9月16日のオープンから1カ月を過ぎた。10月15日までの来客者は2432人、22日には3千人を突破するなど、市の担当者は「順調な滑り出し」と話している。
売り上げの9割は、福知山産の京野菜を使った創作パスタなどを提供する飲食が占める。一番人気のメニューは「しらすと万願寺甘とうの山椒ペペロンチーノ」。平日昼は近隣の会社員を中心に満席になることも多く、特に女性客の利用が目立つという。フェスティバルホールへの動線上に立地し、コンサートがある日は、その来場者も訪れている。
物販では、市内12事業者35商品を取り扱い、1カ月で584点を販売。トップは米粉のシフォンケーキで、クラフトビール、万願寺甘とうとちりめん山椒の佃煮が続く。タオルなどの生活雑貨も安定して売れており、アンテナショップの運営に携わる市地域振興政策監の西野肇さんは「思った以上の手応え」と語る。
年間来客者4万人を目標に掲げており、西野さんは「男性にも響くメニューづくりや、夜の一杯飲みに立ち寄れる雰囲気づくりなど、改善の余地もある。夕方から夜にかけての需要にどう応えていくかが課題。メニューを変えるなど、お客さんにフィットする形で展開を進めたい」と話している。
福知山ちゃったは大橋一夫市長の公約の一つで、地域産品の販路拡大や市の認知度向上を目的に設置。店舗面積は約50平方メートル、座席30席。営業時間は午前11時~午後10時で、年中無休。
写真(クリックで拡大)=大阪中之島に開設した福知山ちゃった(市提供)









