涙の雄たけび 高橋海翔君(南陵中2) 憧れの後楽園でキックボクシング日本一/京都府福知山市

2025年10月26日 のニュース

 キックボクシング大会「問答無用」の東西対抗戦41㌔級で、西日本代表の高橋海翔君(京都府福知山市立南陵中学校2年)が、東日本代表との対戦を制し、日本一の栄冠を手にした。大会は18日、東京都の後楽園ホールで、日本キックボクシング連盟主催「爆発シリーズ」の一環として行われた。

 高橋君は6月に大阪市で開かれた関西大会で、計9人のトーナメントを勝ち抜き、8月には中国・四国地方大会チャンピオンとの試合でKO勝ちを収め、西日本代表となった。新日本プロレスが好きで格闘技を始めたこともあり、後楽園での試合は夢の舞台だった。

 当日は東日本代表の中学2年生、田中春翔君(埼玉県)と対戦。実力が拮抗した試合となり、強力なキックを防ぎつつ果敢に攻めた。激しい技の応酬の中で、相手の攻撃がローブローとなって悶絶する場面もあったが、動じず、相手の隙に合わせて得意の左ストレートをたたき込んだ。

 試合は決着がつかず判定にもつれ込み、2―1で勝利。勝者としてアナウンスされると雄たけびを上げ、涙を流して喜びを爆発させた。応援に駆け付けた父母や福知山商工会議所青年部のメンバーら約30人と喜びを分かち合い、「ドッコイセ」の掛け声で勝利を祝った。

 高橋君は「本当に勝てて良かった。体作りを支えてくれた母の手料理、応援が力になり、ドッコイセ魂を爆発させて勝つことができました」と語った。今後も別団体の大会などに積極的に出場し、「次はほかの試合でも日本一をめざします」と日々練習に励む。

写真(クリックで拡大)=日本一を喜ぶ高橋君

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