市議会広報誌に若者の視点を―公立大生をモニターに委嘱
2025年10月25日 のニュース
京都府福知山市議会(吉見茂久議長)は21日、若い世代の視点を広報広聴活動に反映させるため、福知山公立大学の学生13人を「議会モニター」に委嘱した。任期は来年3月31日までで、今後、定期的に意見交換を重ね、議会だよりなど市民への情報発信に生かしていく。
大学との連携事業の一環で、主権者教育プロジェクトなどに取り組む地域経営学部の杉岡秀紀准教授のゼミ生が参加。この日は学生4人が市役所を訪れ、広報広聴委員会(小松遼太委員長)の会議を傍聴。議会だよりの次号に向けた議論の様子を見学した。
続いて行われた意見交換では、小松委員長が、議会だよりの次号ではより目に留まるよう表紙に力を入れていることを紹介。「より読んでもらうには?」と問いかけ、学生たちからは「自分に関係のある内容や、知っている人が載っていると興味を持てる」といった率直な意見が寄せられた。
最後に議場で委嘱式があり、吉見議長が一人ひとりに委嘱状を手渡した。学生を代表して、3年生の片桐彩花さんは「貴重な機会をいただきありがとうございます。少しでも力になれるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
吉見議長は「市民の声を聞いたり、情報を発信することは議会の中でも最も重要な仕事の一つです。若い世代との接点を広げ、こうした取り組みを継続していくことで、より良いまちづくりにつなげていきたい」と話していた。
今後は、本会議の傍聴や議会だよりでの連載企画なども検討していく。
写真(クリックで拡大)=吉見議長(左)から委嘱状を受け取る学生








