うまいもん甲子園 淑徳高チームが決勝へ 100年和ケバブで優勝をめざす
2025年10月18日 のニュース
全国の高校生が地元食材を使った料理で競う「第14回ご当地! 絶品うまいもん甲子園」の決勝大会(11月2日・東京)に、京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校の生徒2人のチームが近畿代表として出場する。京野菜や京地鶏、西京味噌を使ったケバブで優勝をめざす。
うまいもん甲子園は、全国食の甲子園協会が主催。高校生3人までのチームで、ご当地食材を生かした地元の看板メニューを開発する。今年は書類選考に264チームが応募した。
淑徳高の2人は調理系列2年の片尾柚希さん(南陵中出身)と野村千梨さん(久美浜中出身)。文化庁の「100年フード」に認定された西京味噌に着目し、工場見学や試作を繰り返して完成させた「100年和ケバブ」で臨む。
歯ごたえが特長の夜久野町産の京地鶏を、西京味噌に漬け込んで軟らかく仕上げ、三和町産の万願寺とうがらしパウダーを練り込んだピタパンで包む。地元農家が育てた彩り豊かなトマトやパプリカ、レタス、キャベツも一緒に挟み、枝豆ソースとラッキョウ入りマヨネーズで味付けし、山椒でアクセントを加える。
8月18日に長岡京市であった近畿エリアの選抜大会では、書類審査を通過した5チームが調理とプレゼンテーションで競い、淑徳チームが1位となって決勝大会進出を決めた。
10月3日には、選抜大会で審査員を務めたホテル日航プリンセス京都(京都市)の総料理長、中埜智史さん(59)が同校を訪れて特別調理研修を実施。京地鶏の焼き方や味付けなどのアドバイスを受けた。中埜さんは「地元食材への思いが込められていて、食材も丁寧に扱っておられる。選抜大会の時よりレベルが上がっている」と太鼓判を押す。
2人は「決勝大会までもっとおいしくなるよう突き詰めて絶対優勝したい」と話している。
写真上(クリックで拡大)=全国に出場する野村さん(左)と片尾さん
写真下(クリックで拡大)=100年和ケバブ