【陸上女子】U20日本200メートルで6位 福知山市在住、京都橘高校3年竹田選手
2025年10月12日 のニュース

第41回U20日本陸上競技選手権大会の女子200メートルで、京都橘高校陸上部3年の竹田奏選手=福知山市大江町南山西部在住=が6位に入った。今春に右ひざ裏の靱帯を切る大けがをしたが負けずに復帰し、陸上と向き合ってきた高校最後の大会。「結果が残せ、自信がつきました」と喜んでいる。
竹田選手は姉の影響で、小学1年生から市陸上競技協会の教室に通って陸上を始め、大江中学校で陸上部に所属。さらに競技に打ち込もうと強豪校に進学し、自宅から通い、毎日のように練習を重ねてきた。
けがをしたのは、調子が上がり始め、記録にも手ごたえを感じ始めていた矢先だった。痛みで満足に練習ができなくなった。「部活では、心配をかけないようにと明るく振る舞っていましたが、走れないことがストレスで、かなり落ち込んでいました」と振り返る。治療を受けつつ、諦めずに復帰して調子も取り戻し、8月の全国総合体育大会(インターハイ)の陸上女子4×400メートルで準優勝に貢献した。
さらに、同月の第93回近畿陸上競技選手権大会の女子4×400メートルでも準優勝し、個人では女子200メートルで自己ベストの24秒16を出して3位に。この記録でU20選手権への参加資格を得た。
同選手権の女子200メートルは、9月28日に静岡市で予選と決勝が行われ、31人がエントリー。予選は7、8人ずつの4組で行い、各組1位と記録上位4人が決勝に進んだ。竹田選手は組1位で予選を通過し、決勝では24秒48で6位に入賞した。「インターハイでも200メートルに出ましたが、決勝に進めませんでした。その悔しさをぶつけて入賞できました」と話す。
大学でも陸上を続けることを決めている。「けがでつらい時に両親やコーチをはじめ、多くの人に声をかけて支えてもらったことが力になっています。100メートルや400メートルのリレーで活躍し、個人種目では日本一を取ることが目標です」と意気込んでいる。
写真(クリックで拡大)=全国6位に入った竹田選手