色つや良い「丹波くり」求め1千人が来場 福知山地方まつり
2025年10月08日 のニュース
第53回福知山地方丹波くりまつりが4日、京都府福知山市猪崎の市武道館で開かれた。夏の猛暑や雨不足でクリの生産には厳しい気象条件だったが、昨年と比べて約1・5倍の量を用意。約1千人が来場し、色つやの良い福知山産などの丹波くりを購入した。
量り売りは140キロ、箱売りは75箱(150キロ)を準備して販売。開場とともに、大勢の人が各コーナーに足を運び、丹波くりを買い求めていた。
会場の玄関近くには、3日に京丹波町で開かれた丹波くり品評会で最優秀賞の府知事賞だった夜久野町の秦貴一郎さんの筑波など、出品クリが展示・販売され、来場者は「大きいなあ」と驚いていた。
栗おこわ、焼き栗、栗スイーツの販売のほか、子どもが楽しめる栗つかみやイガ投げゲームもあった。
丹波くりを購入した85歳の男性は「皮をむくのが大変ですが、丹波くりはおいしいです」と話していた。
品評会では市内の6人が入賞した。入賞者は次のみなさん。敬称略。
【最優秀賞】府知事賞=秦貴一郎(夜久野町)筑波
【優秀賞】府特用林産振興連絡会長賞=大西一郎(堀)人丸▽府農業協同組合中央会長賞=藤原孝一(夜久野町)銀寄
【優良賞】福知山市長賞=橋本香(夜久野町)銀寄▽京都農業協同組合代表理事理事長賞=植村龍二(猪崎)筑波▽京都丹の国農業協同組合長賞=樋口正明(三和町)銀寄
写真(クリックで拡大)=丹波くりがたくさん並んだ