2年連続で市内最高齢の108歳 夜久野町の藤原てる子さん
2025年09月21日 のニュース
京都府福知山市は19日、敬老の日(15日)に合わせた取り組みとして、市内最高齢・108歳の藤原てる子さん=夜久野町小倉=に祝い状と記念品を贈った。藤原さん宅を訪れた大橋一夫市長は、昨年に続き2年連続で市内最高齢となったことを祝いながら、「来年も来させてくださいね」と健康長寿を願った。
藤原さんは1917年(大正6年)8月10日生まれ。若い頃は市内の製糸工場で働き、結婚後は農作業に励みながら町内の観光センターにも勤めた。現在は息子夫婦と孫と一緒に自宅で暮らしている。
長男の良一さん(72)は「若い頃から働き者で、100歳ごろまでは畑仕事にも精を出していました。最近は耳が遠くなり、以前より足腰も弱くなりましたが、調子のよい時は自宅周りを散歩することもあります」と話す。
お祝いに訪れた大橋市長はホワイトボードを使いながら「お体はどうですか」「ご飯はおいしいですか」などと声を掛け、藤原さんは「おいしくいただいております。食べすぎなくらい」と答え、周囲を笑わせる場面もあった。
最後は大橋市長と力強く握手を交わし、「生きてきたかいがあった。このことは忘れません」と語った藤原さん。家の前まで歩いて出て、帰路に就く市長を見送った。
101歳以上市内に88人
市によると、4月1日現在で今年度内に101歳以上となる市内の長寿高齢者は男性16人、女性72人の計88人いるという。同じく100歳になる人は59人、99歳は82人。
写真(クリックで拡大)=最高齢のお祝いを受けた藤原さん