国スポビーチバレー 少年女子で京都勢初優勝 成美高3年橘柚希選手

2025年09月19日 のニュース

 京都府福知山市水内、福知山成美高校ビーチバレーボール部3年の橘柚希選手が、京都橘高校3年の井上歩美選手と組み、京都代表ペアとして「第79回国民スポーツ大会」ビーチバレーボール少年女子で京都勢初の優勝を果たした。

 橘選手は明峰中(富山)出身で、中学生の頃からクラブチームでビーチバレーに打ち込んできた。中学時代に全国制覇を成し遂げ、さらなるレベルアップをと成美高校に進学した。

 インドアで活躍する井上選手との合同練習は約7日間と短かったが、長身の井上選手がブロックやスパイクを担当し、経験豊富な橘選手はレシーブなどでサポートすることで、試合では息の合った連係プレーを見せた。

 6日から9日まで、滋賀県長浜市の豊公園自由広場特設会場で開かれた国スポ本戦には24チームが出場し、橘・井上ペアは2回戦から登場した。3セットマッチ(2セット先取制)で競い、初戦の山形戦は1セット目を落としたが、残る2セットは接戦を制して勝利。準決勝の福井戦も同様の展開となったが粘り勝った。

 橘選手は「山形戦は井上選手、福井戦は私が狙われる展開でしたが、相手の隙をつきながら立て直し、どちらが狙われても大丈夫な態勢で戦い抜いて勝ちました」と振り返る。

 決勝は福島代表と対戦。橘選手は、相手のサーブをレシーブでそのまま無人のスペースへ返す意表を突く一打を決めるなど、ビーチならではの小技で相手を揺さぶった。終始主導権を握り、2セットを連取して優勝を飾った。

 橘選手は「初優勝でき、尊敬する成美の歴代の先輩たちと並べたと自信になりました。1、2年の時にも全国大会には出たけど結果が出ず、最後の大会で負けるわけにはいかないという思いだったので、めちゃくちゃうれしいです」と喜ぶ。

 大学進学後も競技を続ける予定にしており「大学でも全国制覇をめざします」と笑顔を見せた。


写真(クリックで拡大)=優勝を喜ぶ橘選手

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