冬野菜苗求め多くの人 生徒ら明るく接客 福知山高校三和分校

2025年09月06日 のニュース

 京都府福知山市三和町千束、福知山高校三和分校(足立浩隆副校長)は3日、恒例になっている冬野菜苗の販売会を同校で開いた。農業科の生徒が大事に育てたもので、開始1時間前から並ぶ人も。多くの住民らが訪れ、青々とした苗を買い求めた。

 取り組みを通して、学校のことを知ってもらうきっかけになれば-と、毎年実施している。また生徒が接客などを担当することで、コミュニケーション能力の向上につなげたいという思いもある。

 今年は高温少雨が続いたものの、ハウスに遮光ネットを張ったり例年より多く水を与えたりして対応。その結果、上々の出来になり、ハクサイ、キャベツ、レタスなど5品種、約3千ポットを用意できた。

 販売開始からたくさんの人が詰めかけて購入。「育ったらどれくらいの大きさになるの」「キャベツの収穫時期は」といった質問をする人もいて、生徒たちが「キャベツの種類によって収穫時期が異なります」などと答えていた。

 またこの日は、家政科の生徒が作ったプリン、ピザも販売し、人気を集めていた。

 会計補助を担当した農業科1年の富本陵介君は「良い気分で買い物してもらえるよう、笑顔で明るく接客することを心掛けました。暑い中での作業など、大変なこともあったけど、苗はしっかり育ったので、愛情を込めて育ててほしい」と話していた。

 同校では4日にも同様に苗を販売した。

 

写真(クリックで拡大)=ずらりと並ぶ苗から選び購入した

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