大阪で福知山の魅力発信 今月16日に常設のアンテナショップ「福知山ちゃった」を開業

2025年09月03日 のニュース

 京都府福知山市と市の外郭団体・福知山地域振興社は16日、大阪市北区の中之島フェスティバルタワー・ウエスト地下1階に、福知山市初の常設型アンテナショップ「福知山ちゃった」を開業する。大橋一夫市長の公約の一つで、地域産品の販路拡大や市の認知度向上をめざす。

市によると、立地は大阪メトロ肥後橋駅、京阪電鉄渡辺橋駅直結の複合商業施設。中之島エリアがアクセス良好で集客見込みが高いとのリサーチ結果から選定した。

地域産品を販売 食の提供も

店舗面積は約50平方メートル、座席数は30席。物販にとどまらず、福知山の魅力を体験できる場と位置づけ、市内事業者の和洋菓子や日本酒、クラフトビール、タオル、丹波くりのスイーツ、日本茶などの特産品販売に加え、地元食材を使った創作パスタを主軸にした飲食を提供する。

飲食メニューは「九条ネギと角煮のトマトソーススパゲティ」や、期間限定の「鬼盛り万願寺甘とうのバター醤油スパゲティ」など。価格帯は900~1500円。回転率の高い業態で、できるだけ多くの人に福知山を知ってもらう狙い。営業時間は午前11時~午後10時。年中無休の予定。年間来客数4万人、営業利益600万円を目標に掲げる。

店舗は業者に委託して運営する。開業費用は約2500万円で地域振興社が捻出。市も店内に掲示するデジタルサイネージやPR動画制作など関連事業に約270万円を計上した。LINEアプリやパンフレットでも情報発信するほか、同ウエスト地下1階の共用スペースでの催事販売も年4回ほど開催する予定。

 店舗名は中丹地方の方言「ちゃった弁」に由来し、「よう来ちゃったな」との歓迎の思いを込めた。ロゴは市の花・キキョウや自然をモチーフに、市内在住のイラストレーターがデザインした。

2日の記者発表会で大橋市長は「観光面で福知山は通過点となっている。福知山の魅力発信や観光振興につながるような認知度向上が必要。情報発信を通じ、大阪の方に市への関心を高めてもらいたい」と話している。


写真上(クリックで拡大)=店舗ロゴのパネルを持つ市内事業者と大橋市長(右)ら
写真中(クリックで拡大)=店内イメージ
写真下(クリックで拡大)=福知山産の食材が味わえる九条ネギと角煮のトマトソーススパゲティ

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