不適切事務の原因調査 福知山市、委員会設置に補正予算案
2025年08月27日 のニュース
28日開会の9月議会に提案
京都府福知山市は25日、不適切事務の原因調査や対策を検討する第三者委員会の設置費用など2億2533万円を追加する今年度一般会計補正予算案など23議案を発表した。28日開会の市議会9月定例会に提案する。補正後の総額は482億2937万円となる。
今年度、市で不適切事務が相次いで発覚していることから、補正予算案では、外部の有識者で構成する第三者委員会を設置する事業に73万円を計上。市の課題や再発防止に向けた意見、職員の責任のあり方などについて意見を求めていく。
このほか、市立小・中学校で来年度の前半期に実施する19校分の修学旅行費を全額補助する経費6663万円、老朽化する新町商店街のアーケードとおおえ駅前商店街の看板の修繕費を府と市で補助する事業461万円などを盛り込む。
条例関連では、物価高騰の影響などから、福知山城天守閣の入館料を300円から330円に、市佐藤太清記念美術館は200円から330円(いずれも税別)に、それぞれ引き上げる一部改正案を提案する。議会で可決されれば、いずれも開設以来、初の値上げになるという。
また、市放課後児童クラブの平日使用料を月額3500円から4500円に引き上げる改正案も提案する。施行期日は3件とも来年4月1日。