初めて全国大会に出場 南陵中野球部
2025年08月17日 のニュース

18日から佐賀県で
京都府福知山市南岡町の南陵中学校野球部(嘉門暖斗主将)が、18日~22日に佐賀県で開かれる第47回全国中学校軟式大会に出場する。近畿大会の3位決定戦を制し、同部としては初の全国への切符を獲得。14日に市役所で激励会が開かれ、「中丹、府、近畿のチームの思いを背負って戦いたい」と誓った。
近畿大会は7日~11日に滋賀県であり、近畿2府4県から各2チームずつの計12チームが出場した。シードされた南陵は初戦の準々決勝で龍野東(兵庫2位)と対戦。最終回の7回まで互いに譲らず無得点のまま延長戦へ。無死一、二塁から攻撃が始まるタイブレークの8回を迎え、表に1点を先制されたが、裏に2点を返しサヨナラ勝ちで駒を進めた。
準決勝は吹田山田(大阪1位)に3-10で負け、3位決定戦へ。相手は魚住(兵庫1位)で、雨のため3イニングのみの特別ルールで対戦。1回裏に南陵が先制点をあげ、3回表に追いつかれたが、その裏の攻撃で、4番遊撃手の赤瀬川澄空君(3年)が右中間へ三塁打を放ち、5番左翼手の須山友惺君(同)が左中間に適時打を放ち勝利を収めた。
激励会にはベンチ入りする選手や保護者ら約45人が参加。大橋一夫市長らが「しっかり体調管理しながら楽しむことを忘れず、一生懸命練習してきた成果を発揮して悔いのない大会にしてきて」とエールを送った。
嘉門主将(3年)は「近畿は厳しい試合が多かったけど、全国に行けてうれしい。守備から流れを作れることがチームの強みで、全国での目標はベスト8ですが、自分たちの野球で1勝でも多く勝ち上がりたい」と意気込んでいる。
全国大会初戦は18日に立教新座(関東2位)と対戦する。
写真(クリックで拡大)=全国へ出場する南陵中野球部