カエルの図柄くっきり  たんぼアートが色づく  居母山クラブ

2025年08月02日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町大岶地区の休耕田で、地元の登山愛好家らで組織する居母山クラブ(飯尾恒洋会長)が手掛けた田んぼアートが色づき、図柄が浮かび上がっている。6月に市内外の参加者とともに植えた古代米が酷暑の中でも順調に育ち、涼しげな表情のカエルがくっきりと姿を現している。

 田んぼアートは、飯尾会長が所有する約9アールの田んぼをキャンバスに見立て、さまざまな図柄を描く取り組み。地域活性化の一環として、同クラブが20年以上前から続けている。

 6月1日にあった田植えには、市内外から家族連れや大学生ら約70人が参加。今年は、自然豊かな田舎、懐かしいあの頃に“かえる”などの意味を込めて、赤、黄、緑、黒、白の5色の古代米を使い、カエルを正面向きにデフォルメして表現した。

 例年は9月ごろから稲が色づき始めるが、今年は使用した古代米の種類の影響もあり、早くから鮮やかな色合いが現れたという。

 飯尾会長は「みなさんと一緒に植えた稲が色づき、図柄もきれいに浮かんでいて成功と言えるでしょう。稲の色は徐々に変化しますが、アートは9月中旬ごろまで楽しめそう。10月には恒例の稲刈りイベントも予定しているので、ぜひ参加してもらえれば」と話している。

 

写真(クリックで拡大)=田んぼに浮かぶカエルの図柄

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