丹波大文字ハイキング 火床から市街地を一望 市民ら20人が登る

2025年07月29日 のニュース

 京都府福知山市奥野部の姫髪山(標高406メートル)に登る「丹波大文字ハイキング」がこのほどあり、市民ら約20人が参加。頂上付近まで行き、眼下に広がる景色を楽しんだ。

 姫髪山では、ふもとにある新庄、奥野部両自治会の有志でつくる丹波大文字保存会と市仏教振興会が毎年8月16日に送り火を実施。京都の五山送り火にならい、1952年から続けている。

 ハイキングは福知山の代表的な山の一つである姫髪山の良さや送り火を知ってもらおうと、同保存会が初めて開催。森の京都DMO、福知山観光協会が協力した。

 参加者たちは、ふもとにある長安寺霊園駐車場に集合したあと出発。厳しい暑さの中、ゆっくりと登った。

 途中で、まきなどを運ぶ荷揚げ用のモノレールを見学。保存会の和久唯知郎会長(70)から「老朽化していて、途中で止まったりすることもあります」と説明を受けた。

 頂上付近の火床まで無事に到着すると、市街地を見渡せる場所から絶景を堪能。ここでも和久会長が、以前はまき運びを子どもたちがやったことや火床の数などを紹介した。

 晴天で視界も良く、参加者たちは福知山城や音無瀬橋の位置を確認。写真も撮り、古里の山からの景色に見入っていた。

 和久会長は「頂上付近は開けているので暑かったですが、丹波大文字について少しでも知ってもらえたのでは」と話していた。


写真(クリックで拡大)=頂上付近からの眺めを楽しんだ

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