【速報】参院選京都:維新新人の新実氏が早々と当確 2議席目は自民現職の西田氏が4選
2025年07月20日 のニュース
参議院選挙は20日午後8時までに投票が締め切られた。改選数2を新人7人、現職2人で争った京都選挙区では、日本維新の会新人の新実彰平氏(36)にいち早く当確が打たれた。これまでは自民党、共産党が指定席としてきたが、躍進した維新が初の議席を獲得して均衡を破った。
福知山市内記五丁目の維新福知山事務所では府北部の市議と支援者が集まり、午後8時過ぎに新実氏の当確が報じられると「よし、一番や」と喜びの声を上げた。日本維新の会京都5区副幹事長で、北部エリアの陣頭指揮に立った舞鶴市議の廣瀬昇さん(57)は「政党の支持者だけでなく、広くご支援を頂いたみなさんのおかげで、本当に感謝しています。新実さんは北部でも住民の声をしっかりと聴いており、課題解決に向けて尽力されると思います。これから京都の政治が変わると思う」と話した。
■激戦制し議席死守■
2議席目は自民党現職の西田昌司氏(66)だった。自民党の逆風に、沖縄戦で犠牲となった学徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」をめぐる発言などで自身も批判を浴びる中での厳しい選挙戦となったが、議席を死守して4回目の当選を確実にした。
福知山市駅前町の駅前公民館には自民党の府議、市議らが詰めて、テレビの速報を食い入るように見つめていた。共産現職の倉林明子氏(64)に猛追されてなかなか勝利が見えず、みな緊張した表情だったが、午後11時40分すぎに当確が伝えられると笑顔があふれた。
家元優・自民党福知山支部長(69)は「とても厳しい選挙戦だったが、総理、財務省にもしっかりと物申せる与党議員は必要で、引き続き頑張っていただきたい」と期待した。
写真上(クリックで拡大)=喜びの声を上げる維新の市議ら(20日午後8時ごろ、維新福知山事務所で)
写真下(クリックで拡大)=西田氏の4選を喜んで万歳(20日午後11時45分ごろ、駅前公民館で)