新文化ホール 建設候補地が駅北など5カ所に絞る 席数800~1千で合意
2025年07月14日 のニュース
京都府福知山市の新文化ホール基本計画を見直す再検討委員会は10日、建設候補地を中心市街地エリア9カ所から、駅北ゾーンの3カ所、御霊公園・厚生会館ゾーンの2カ所の計5カ所に絞り込んだ。
同委員会は市民委員ら10人で構成し、委員長は市社会福祉協議会の夜久豊基会長が務める。第7回会合が内記二丁目の市総合福祉会館であり、前回に引き続き、建設候補地について議論した。
中心市街地エリアの9カ所を5ゾーンに分けた中から、多数決の結果、駅北ゾーンの市民交流プラザ駐車場敷地▽駅北口公園▽福知山駅前(バスターミナルビルとして整備)と、御霊公園・厚生会館ゾーンの御霊公園▽厚生会館用地(建て替え)に絞り込んだ。駅前市有地(ホームセンター)は、契約者がいるため難しいとして外した。
また席数についても議論。2023年7月に策定した市新文化ホール基本計画では、600席以上としていたが、市民の意見を踏まえ800席~1200席という幅をもたせていた。しかし、サウンディング型市場調査での民間企業の意見などを踏まえ、今回多数決で、800席~1千席とすることを決めた。
このほか、席の種類についても意見を交わした。2日の類似施設の視察を踏まえて、委員から「可動式は期待していたが揺れを感じた」などの感想があり、最終的に固定席で決定した。
次回会合は8月1日。財政シミュレーションなどを議論する。あと計3回の会合を経て、秋ごろに再検討した結果を市へ報告する予定。
写真(クリックで拡大)=新文化ホールについて意見を交わした