「上り坂は小刻みに走ろう」 小学生らが大江山でトレイルラン教室

2025年06月30日 のニュース

 自然あふれる大江山を楽しみながら駆ける「2025大江山トレイルラン」(福知山市主催)の教室が28日、京都府福知山市大江町佛性寺の大江山酒呑童子の里野球場周辺で開かれた。市内外の子どもたちが専門のコーチから、登山道での走り方などをみっちりと教わった。

 自然や歴史など地域資源の魅力を発信し、誘客につなげる市の「福知山千年の森づくり基本計画」の一環。子どもらの体力づくりも目的にしていて、今年で4回目となる。今回も一般社団法人日本ランニングファシリテーター協会などが協力した。

 教室には地元のほか、京都市や愛知県、石川県などから52人が参加。未就学児、小学校低学年、高学年の3クラスに分かれて、同協会理事長の木村克己さん(49)ら11人のコーチから、山道の走り方などを教わった。

 一部登山道を使ったコースでのランニングで、木村さんは上り坂では姿勢を良くして、小刻みに走るよう指導。「走りが無理な人はひざに体重を乗せて歩きましょう」と呼びかけた。

 子どもたちは木村さんのアドバイスを聞き、自分のペースを守りながら元気に駆けていった。

 教室が始まる朝の気温は26度ほどで過ごしやすかったが、次第に暑くなり、子どもたちは十分に水分補給をしながら取り組んでいた。林業体験もあり、木を引っ張って倒したり、木の工作などを楽しんだ。

 29日は会場周辺のコースでのトレイルランレースで、78人が出場。高学年は2・2キロ、低学年が1・7キロ、未就学児が600メートルを走り、順位を競った。

 教室に参加し、レース高学年男子の部で1位になった石川県加賀市の5年生男子児童は「山道が大変だったけど、教室では分かりやすく教えてもらえた。トレイルランは好きなので、また挑戦したい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=教室で一部登山道を使ったコースを走る児童たち

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