「キノコの女王」キヌガサタケを撮影 樹木医の京極さんが戸田の竹やぶで
2025年06月28日 のニュース
京都府福知山市自然科学協力員会のメンバーで樹木医の京極春樹さん(75)=聖佳町=が26日、白いレース状の菌膜をまとった美しい姿から「キノコの女王」や「貴婦人」と呼ばれるキヌガサタケを戸田の堤防沿いの竹やぶで発見し、写真撮影した。
京極さんによると、スッポンタケ科のキノコで、主に蒸し暑い梅雨どきの6~8月に竹林に生える。ハエなどの昆虫に胞子を運ばせるため腐敗したような悪臭を放つ。白い茎の部分は乾燥させて高級中華食材になるという。
京極さんは「半日で倒れてしまうため、きれいな姿はなかなか見られません。京都市あたりの竹やぶでは、毎朝通って写真を撮るマニアもいるようですが、この近辺では存在もあまり知られてないようです」と話していた。
写真(クリックで拡大)=白いレースをまとったような姿を見せるキヌガサタケ(京極さん撮影)