梅雨なのに福知山で35・5度 サルも苦悶の表情 動物園の猿ケ島
2025年06月18日 のニュース
日本列島全体が高気圧に覆われ、梅雨の中休みとなった17日、京都府福知山市は今季最高の35・5度(午後3時1分)を記録し、府内で初の猛暑日となった。平年より8・2度高く、福知山市としては6月の観測史上3番目の暑さに。福知山市猪崎の三段池ラビハウス動物園そばにある猿ケ島では、ニホンザルたちが苦悶の表情を浮かべていた。
30匹以上が暮らす猿ケ島。普段は元気に跳ね回る姿が見られるが、この日は様子が一変。午後1時すぎに現地に向かうと、サルたちは壁際のわずかな日陰に身を寄せて、ぐったりと座り込んでいた。
中央のコンクリート製の山も、暑さの中では不人気。お気に入りの場所から日陰へと移動したサルは、目を細め、うなだれるようにして暑さに耐えていた。
例年8月ごろになると、動物園から好物のフルーツ入り氷が贈られるのが恒例。しかし、今年はその涼の贈り物にはまだ早く、サルたちにとっても長い夏の始まりとなりそうだ。
写真(クリックで拡大)=「今年の6月は暑い」(17日午後1時30分ごろ撮影)