迫真の救助技術を間近で 消防隊員の災害訓練を市民ら150人が見守る

2025年06月06日 のニュース

 京都府福知山市消防本部(澤田晴彦消防長)は1日、東羽合の市消防防災センターで救助技術成果発表会を開いた。見学に訪れた市民ら約150人が見守るなか、隊員65人がさまざまな災害現場を想定した救出訓練に臨み、日ごろから鍛えている技術を披露した。

 安全、確実、迅速な救助の様子を公開することで、強靭な福知山消防のPRにつなげようと、毎年続けている。

 ビルや地下街などで煙にまかれた人の救出を想定した「ほふく救出」は、2人が要救助者が取り残された煙道の入り口に到着。1人が空気呼吸器を装着し、長さ8メートルの煙道内を進んで要救助者を発見、屋外まで連れ出して、もう1人とともに安全な場所へと搬送した。素早く連携の取れた一連の動きに、見守る人たちは大きな拍手を送っていた。

 廃車を使い、ドアを破砕して閉じ込められた人を救出する訓練をしたほか、はしご登はん、引揚救助などでは、24日に京都市内で開催される救助技術の京都府大会に出場する選抜メンバー10人が成果を見せた。

 消防車両の展示や防火衣、救助服の貸し出しは子どもたちの人気を集めていた。


写真(クリックで拡大)=ほふく救出に挑む隊員

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。