府予選リーグに完勝し、剣道の全国大会へ出場 中学生団体で小桜道場
2025年06月04日 のニュース
京都府福知山市の剣道教室、小桜道場(中司容三道場長)に通う日新中2年の小畑柚花さん、南陵中2年の山本侍道君、同3年の足立大和君のチームが、7月29、30両日に東京都千代田区の日本武道館で開かれる第59回全国道場少年剣道大会団体中学生の部に出場する。府予選会の3チームによるリーグ戦を制し、出場権を得た。
府予選会は5月25日に京都市武道センターであり、中学生の部には67チームが出場。3、4チームずつの19ブロックに分かれ、3人1組の1試合3本勝負で競い合った。各ブロックの1位に全国大会への出場権が与えられる。小桜道場は、乙訓剣道協会(向日市)、精華少年剣道クラブ(相楽郡)の2チームと争った。
先鋒を小畑さん、中堅を山本君、大将を足立君が務めた。初戦の乙訓戦は、小畑さんが引き分けて2人につなぎ、山本君が2本、足立君が1本を取って2-0で勝利。次戦は、小畑さんが2本、山本君が1本を取り、足立君が引き分けて2-0で精華を破った。
3人とも小学生から鍛錬を積んできた。小畑さんは「チーム全体で勝ち切ることを意識し、流れを崩さないように落ち着いて戦いました」、山本君は「後続がやりやすくなるよう、積極的に攻めて勝負しました」、足立君は「いつも通りの力を発揮して、負けだけは避けてチームとして勝つことを考えました」と話し、チームプレーを意識して臨み、相手に一本も与えずに完勝した。
道場としては2年連続の全国出場で、3人は「全国でも上に進みたい」と気を引き締めている。
また、府予選会と同日同会場であった第54回府青少年剣道錬成大会女子の部個人戦中学生トーナメントで、小畑さんが155人中3位に入賞した。
小畑さんは「これまででベストの成績でうれしい半面、悔しさもあります。最後の試合で感じた課題を無くして今後につなげたい」と話した。
写真(クリックで拡大)=全国大会に出場する小畑さん、山本君、足立君(右から)