棚から房を伸ばし開花 大江町の才ノ神の藤
2025年04月28日 のニュース

京都府福知山市大江町南三、才ノ神の藤公園で27日、フジが咲き始めた。藤棚から房を長く伸ばし、紫色の花が甘い香りを漂わせている。
才ノ神の藤は、自生したヤマフジで、地元では樹齢が約2千年と言い伝えられ、1983年に府の天然記念物に指定された。
藤棚の広さは約600平方メートル。地元老人会が年4回、藤棚周辺の清掃をしていて、4月18日にも作業をした。
現在3分~4分咲き。すでに市内外から多くの人たちが訪れ、房の上部に付いた花をめでながら、スマホのカメラで撮影する姿が見られる。
地元の才ノ神の藤保勝会の廣岡治さん(76)は「今年も花の付きが良く、大型連休最後の5月6日あたりまでが見ごろでしょう」と話している。
写真(クリックで拡大)=伸びた房の上部に花を付ける才ノ神の藤(28日午前8時30分ごろ)