関西万博の大舞台で福知山踊り披露 

2025年04月29日 のニュース

 福知山踊振興会(田村卓巳会長)は23日、大阪市此花区夢洲で開催中の「大阪・関西万博」で、京都府福知山市の無形民俗文化財の福知山踊り、音頭を披露した。最年少会員で、尺八と空手に打ち込む福知山高校附属中学1年、荻野希美奈さんを含めた23人が夢舞台へ。1900人収容の大きなホールで踊り、観客の心をつかんだ。

 ステージは、京都の魅力をPRする府主催のイベント「京のかがやき in EXPO KYOTO MEETING」の一環。EXPOホール・シャインハットであり、2月に開催された新感覚民俗芸能大会「京のかがやき2025」での舞台を再演した。

 万博での福知山踊りの披露は、55年前の大阪万博に続き2度目。会員たちは400年以上の歴史がある伝統芸能を、多くの人に知ってもらう絶好の機会と捉え、何度も練習を重ねてきた成果を発表した。

 振興会員で父親の将生さん(51)の影響で尺八を始め、空手の腕前もピカイチの荻野さんが抱く「尺八と空手の両方をやり遂げる」という夢を織り交ぜた演出も。福知山踊りと音頭の演奏の中で、荻野さんが尺八と空手の形を披露し、会場を盛り上げた。

 このほかステージでは、宮津おどり振興会、和知太鼓保存会も、それぞれ技芸を見せた。

 田村会長(71)は「会場の大きさには驚きましたが、本番に備えて万全の準備をしてきたので、自信をもって披露することができました。開幕から近い時期で、関心の高い中だったのも良かった。市民のみなさんの応援も、とても力になりました」と感謝していた。

5月1日にはみんなで踊る企画

 また同振興会は、5月1日午後1時からの40分間、関西パビリオン多目的ステージで開催されるイベント「きょうと大集合」(府主催)にも出演。「みんなでつなぐドッコイセの輪」として、会員16人が福知山踊りと音頭を実演。会場の人たちに踊りを指導し、最後にみんなで踊る。

 さらに同月22、23両日には、関西パビリオン京都ゾーンの福知山コーナーで、展示物などを並べて福知山踊り、音頭をPR。会員5人による踊りのミニ実演もする。

 

写真(クリックで拡大)=大きなステージで披露した

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