学びへの期待に胸膨らませ 公立大学入学式
2025年04月03日 のニュース
京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学(川添信介学長)は3日、中ノの市厚生会館で入学式を開いた。編入学者を含め全国各地から集まった新入生243人が、期待に胸を膨らませ、晴れやかな表情で新たな学生生活をスタートさせた。
公立大学は2016年度に開学し、現在は地域経営学部と情報学部の2学部があるほか、昨年度からは大学院地域情報学研究科を設置している。
今年度の新入生の内訳は、地域経営学部119人(地域経営学科88人、医療福祉経営学科26人、編入学5人)、情報学部は情報学科108人、大学院地域情報学研究科16人。
式では川添学長による入学許可宣言があった後、新入生を代表して、情報学部の大橋佳生さんが「新入生一同は、大きな希望を抱いて福知山に集い、これから始まる学びへの期待に胸を膨らませています。自分らしさを忘れず、出会いを大切にし、感謝の心を忘れず、自分の道を自ら切り開いていきます」と力強く宣誓した。
続いて大学院入学生代表の本永幸嗣郎さんが「大学院生は今までよりさらに研究活動に注力し、研究室の運営や後輩の育成など、さまざまな立場を任されることが増えると思います。自分自身のできることを広げる機会として取り組んでいき、研究成果を地域のみなさまの一助とできるよう精進していきたい」と決意を述べた。
川添学長は式辞で「本校での学びは教室の中だけにはとどまりません。地域の人との関わりの中にこそ、深く生きた学びが存在します。また、大学での学びは受け身でいては深まりません。自ら動いた分だけ世界は開け、自分の視野が広がっていきます。福知山・北近畿をキャンパスとし、自分なりの問いを育てていってください」とエールを送った。
式の前後には、会場の外で入学生が家族と記念撮影をする姿も見られ、会場一帯が華やかな雰囲気に包まれた。
写真(クリックで拡大)=宣誓する入学生代表の大橋さん(3日午前10時10分ごろ)