「収穫が楽しみ」やくの高原市でシイタケの菌打ち体験
2025年03月27日 のニュース
京都府福知山市夜久野町平野の道の駅、農匠の郷内にある「やくの高原市」(居合真志店長)で18、20両日、ジャンボシイタケの菌打ち体験が開かれた。両日とも盛況で、定員いっぱいの40組が参加。講師からシイタケの栽培方法を教わったほか、電動ドリルで原木に穴を開けて菌を打ち、収穫を楽しみに自宅に持ち帰った。
原木シイタケのおいしさを知ってもらおうと、毎年この時期に開いている。長年シイタケを栽培している高原市会員の衣川清美さん(84)=同町額田=が講師を務め、栽培のコツなどを解説。直射日光や高温は厳禁、風通しが良すぎると菌がうまく育たない-など、原木の設置環境の大切さを伝えた。
作業に移ると、直径10センチ、長さ1メートルほどのナラやクヌギの原木に、電動ドリルを使って1列5、6個ずつ、計40個ほど開けた穴に菌を埋め込んでいった。参加者それぞれに会員がつき、「穴はまっすぐに開けるのがコツ」「ドリルを持つ手には力を入れずに」などとアドバイスを受けながら、約20分かけて計5本の菌打ち作業をした。
娘と参加した母親は「以前、夫が体験会に参加して持ち帰った原木から採れたシイタケがすごくおいしくて、キノコ好きな娘と一緒に参加しました。自分たちで菌打ちしたシイタケは格別だと思うので、収穫できるのを親子で楽しみにしています」と笑顔で話していた。
写真(クリックで拡大)=穴を開けた原木に形成菌を入れていった