春の恵み 報恩寺の「タケノコ」出荷始まる 気温上昇で豊作に期待

2025年03月21日 のニュース

 えぐみが少なく軟らかいと評判の「報恩寺タケノコ」の初出荷が21日、京都府福知山市報恩寺の集荷場で始まった。寒さや獣害などで、集荷量は初日としては少なかったが、気温の上昇とともに増えてくると生産者は期待している。集荷・販売作業は5月上旬まで続く。

 集出荷を請け負う報恩寺筍生産グループ(野田和則代表)が、生産者から持ち込まれたタケノコの状態によって上、中、小の3種類に選別。初日は約20キロが集まり、グループのメンバーは待ちわびた春の恵みに顔をほころばせながら、箱詰めをしたり、さっそく買いに来た客に販売したりしていた。初日の1キロの価格は上が2200円、中は2千円、小は1800円。

 一昨年の初日の180キロに比べると少ないが、野田代表(70)は今後の生産量に期待していて、「最盛期は4月20日前後です。今年は約30トンを見込んでいます」と話していた。

 集荷日と販売日は、今月は24、27、31日。4月以降は3、6、8日、10日~5月4日は毎日で、最終日は5月6日の予定。販売時間は4月8日までは午前8時から9時30分ごろまで、同月10日以降は午前8時から10時ごろまでで、集荷量が少ない場合は30分早く終了する。


写真上(クリックで拡大)=箱詰めをするグループのメンバー(21日午前8時20分ごろ)
写真下(クリックで拡大)=出荷前に掘る野田代表(21日午前7時ごろ)

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