三段池植物園の河津桜、過去最も遅い開花 季節外れの雪まとい

2025年03月19日 のニュース

 京都府福知山市猪崎、三段池ラビハウス植物園(芦田修司園長)で19日、季節外れの雪をまといながら、河津桜が咲き始めた。早咲きの品種だが、昨年と比べて1カ月遅く、過去10年で最も遅い開花となった。

 同園の河津桜は2003年に植樹され、現在は6本が園南側斜面にある。

 例年は2月に入るとつぼみが膨らみ始めるが、今年は3月に入ってようやく膨らみ、10日ごろからピンク色になった。

 寒波の影響で河津桜の開花が遅れていることは、全国的に話題になっている。同園は「昨年12月、1月の暖冬で休眠打破が遅れ、2月にようやく寒波が来たため、開花もずれ込んだのでは」とみている。

 現在は最も開いている木が5、6輪で、まだつぼみも多い。19日朝の最低気温は氷点下0・1度(午前5時24分)で2月中旬並みの寒さが戻り、雪交じりの雨に花開く桜も寒そう。

ソメイヨシノとのコラボがあるかも

 暖かさが増すと一気に咲くといい、同園は「三段池公園に植わっているソメイヨシノの開花予想は4月初旬ごろ。河津桜は例年20日間ほど咲き、すぐ葉桜となりますが、今年は開花が遅れた影響で、いつもは見られないソメイヨシノとのコラボがあるかもしれません」と話している。

 

写真(クリックで拡大)=氷交じりの雪に震え、雨をしたたらせながら花開く河津桜(19日午前9時ごろ)

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