災害時における要支援者の避難移送サポート講習会 福祉車両で乗降方法など学ぶ

2025年03月02日 のニュース

 災害時に要支援者を避難所に送る避難移送サポーター(有償ボランティア)を養成するための講習会が2月22、23両日、京都府福知山市篠尾新町の府福知山総合庁舎で行われ、15人が受講。移送サービスに関する法律や制度、福祉車両の取り扱いなどを学んだ。

 市が作成を進める災害時ケアプラン(個別避難計画)に基づき、市は福祉有償運送のネットワークを持つ市民団体・シェア福知山会議(西田好孝代表)に同サポーターの養成を委託。市に登録して活動するには同団体指定の講習を受講する必要がある。

 両日とも福祉有償運送講習会をしているNPO法人福知山BGM福祉サービスが実施。初日は担当者から、移送サービスの運転や緊急時の対応などを座学で学んだ。

 23日の実技は、車いすを利用したまま乗降できるスロープなどを備えた福祉車両を使用して、担当者が、高齢者や障害者らを車に乗せる際に注意することを説明。車いす利用者の乗降では、頭などをぶつけないようにすること、移動するときは事前に声掛けをすること、スロープから降りる際はゆっくり行うことなどを念入りに伝え、実際に福祉車両を運転した。

 会社員の男性(65)は、フルタイム勤務から短時間勤務になったといい、「時間にも余裕ができ、いずれは自分もお世話になることがあるかもしれないので、元気なうちに手伝いができればいいなと思い受講しました。タイミングが合えば(避難移送サポーターとして)活動したい」と話していた。


写真(クリックで拡大)=福祉車両に車いすを乗せる方法を学ぶ受講者ら

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