川合俊一さん率いる、元女子バレー日本代表と地元ママさんが夢の対戦
2025年01月20日 のニュース
日本バレーボール協会長の川合俊一さんと元女子日本代表選手ら“ドリームチーム”を迎えた「はつらつママさんバレーボール」が19日、福知山市猪崎の三段池公園総合体育館で開かれた。バレーボール教室のほか、地元チームとの対戦があり、白熱したプレーの応酬に、集まった約1250人の観客の声援で会場内が沸いた。
宝くじの社会貢献広報事業で、府と市、一般財団法人自治総合センター主催、両丹日日新聞社など後援。ソウル五輪出場の川合さんのほか、五輪メダリストの江上由美さん、佐野優子さん、狩野舞子さん、新鍋理沙さんら11人が来福した。
ドリームチームとのフレンドリーマッチ(9人制)には、市内からFクラブ、あすなろクラブ、F・UNITEの3チームが出場し、1試合15点先取の2セットマッチで戦った。
ドリームチーム選手たちの現役時代をほうふつとさせるプレーに、1試合目から会場のボルテージは最高潮。試合は常にドリームチームのリードで進み、地元チームには家族らから「頑張れ」の声援が送られた。
解説役の川合さんが「どのチームもすごく守備が堅い」と評すほど、長いラリーが展開され、ドリームチーム選手の痛烈なスパイクをレシーブするファインプレーが出ると、解説席と観客席からどよめきの声が上がった。また、川合さんが選手として入り、天井サーブを繰り出したり、地元チームが10点を取ってドリームチームに迫る場面もあり、観客の視線はコートに釘付けになっていった。
ドリームチームが指導する教室も
フレンドリーマッチのほかに、家庭婦人選手や中学生選手ら約160人を対象としたバレーボール教室があり、参加者はドリームチーム選手から、トスやレシーブなどのコツを教わった。
大江中学校バレーボール部2年の女子生徒2人は「普段はできない貴重な体験で、とてもフレンドリーに教えてもらいました。これからに生かしたい」「みんなが憧れる選手と一緒に練習できてうれしかった。身長もすごく高くて圧倒されました」と話していた。
このほか、スポーツバッグやドリームチーム選手のサイン入りのボール、オリジナルタオルが当たる抽選会もあった。
イベントは前日の18日にもあり、指導者向けのクリニック、トークショーで交流するふれあい懇親会が行われた。
写真上(クリックで拡大)=ドリームチーム(赤のユニホーム)と地元チームが対戦したフレンドリーマッチ
写真下(クリックで拡大)=五輪メダリストや川合さんが熱心に指導した