最も身近な市議選 有権者は何を求める
2023年04月19日 のニュース

統一地方選後半の京都府福知山市議会議員選挙。市民にとって一番身近な選挙が、日を追うごとに熱を帯びている。15日現在で選挙人名簿登録者数は6万2980人。定数24に29人の候補者が立つ中、有権者は何を求めて一票を投じるのか。各年代の声を聞いた。
■選挙権がある男子高校生(18)
初めての選挙なので、得られる情報が少ないと思いますが、公約などをしっかりと見て決めたい。高齢化社会で、高齢者を優遇する政策が多いので、学費の削減や学校施設の整備など、若者のための政策を進めてくれる人を選ぼうかなと思います。
■福知山公立大学に通う女子学生(19)
LGBTQなどを含めて、誰もが自分らしくいられる多様性のある社会を実現してくれそうな人を第一に選びたいと思います。抽象的ではない具体的な政策があることも判断基準に考えて投票したい。
■会社員の男性(31)
今までの経歴や実績を重視します。培った経験を生かして、福知山を盛り上げてほしい。広い視野で物事を考え、市外にも魅力をアピールできる人を選びたい。
■無職の男性(61)
候補者は知った顔が多いので、1人に決めるのは難しいですが、一番重視するのは人柄です。子育て施策や少子高齢化対策などは、国レベルで対応する問題だと思っており、地域活性化への取り組み、福知山特有の問題を解決してくれそうな人を選びたい。
■契約社員の男性(75)
地域の要望をしっかりと市政に届けてくれるかを重視します。高齢化が進み、ご近所で孤独死が発生しました。一人暮らしのお年寄りの見守りなど、地域福祉の課題に対して力を入れてくれる人に投票したい。
写真=候補者の手を握る有権者(右)