学生起業家と市長が意見交換 福知山公立大学で
2023年02月19日 のニュース

京都府福知山市の大橋一夫市長が、西小谷ケ丘の福知山公立大学をこのほど訪れ、在学中に起業したり、起業を考えている学生5人と現状や展望を話し合った。「学生と地域をつなぎたい」といった夢を語る学生たちに、大橋市長は「これから伸びていく可能性があり、すごく楽しみです。ぜひ頑張ってください」とエールを送った。
市内で活動する団体と市長が、意見交換をする「まちづくりミーティング」の一環。市が同大学に委託して実施し、ビジネスに必要な知識や技術が学べる「NEXT産業創造プログラム」を受講した小澤大海さん(4年)と田村輝さん(同)、矢野秀真さん(2年)、起業した小玉淳太さん(3年)と乘島拓巳さん(同)が参加。それぞれの取り組みや今後の進路などを報告した。
小玉さんと乘島さんは、学生が企業で仕事などを体験するインターンシップの企画、運営、集客などを手掛ける会社を昨年4月に立ち上げたことを紹介。「自分たちもインターンシップを経験してきたが、大学1年生などの学生を受け入れる企業が地域には少なく、もっと身近にしたい」「福知山で、地域のことを熱い思いで引っ張る人と出会い、自分もそういう存在になりたいと思いました」と伝えた。
他の学生も、自分たちで利益を上げながら活動する学生団体の運営経験、就職が決まっている人材サービス会社での新しいサービスモデルを考えていることなどを語った。
大橋市長は一人ひとりの発表に耳を傾け、「収益性についてはどう考えていますか」などと質問。学生の答えにうなずき、「みなさんが先のことも含め、よく考えられていて、すごいと思いました」と笑顔を見せた。
写真=市長と意見を交わす大学生たち