福知山成美高校で卒業式 受験期でマスク着けたまま
2023年02月17日 のニュース

京都府福知山市内の高校のトップを切り、水内の福知山成美高校(兒島裕之校長)で17日、卒業式が行われた。卒業生は、新型コロナウイルスの流行とともに始まった高校生活を振り返りながら、さまざまな思い出を胸に巣立った。
新型コロナの感染対策としてマスクの着用が見直され、政府の指針では、学校の卒業式では生徒や教職員はマスクを着用しないことを基本としているが、同校では大学受験を控える生徒もいるため、全員マスクを着用して臨んだ。
今年の卒業生は319人(男子172人、女子147人)。保護者や教職員の拍手、ピアノ伴奏に迎えられて体育館に入場した。クラス担任から一人ずつ名前を呼ばれた後、代表者が壇上で兒島校長から卒業証書を受け取った。
兒島校長は、コロナや戦争など暗い話題が多かった3年間だと振り返りながら、「そういったなかで、しっかりと頑張ってくれたと思います。いよいよ君たちは、新しいスタートを切ります。自分の進路や夢の実現に向けて、精いっぱい頑張ってください」と送り出した。
このあと、在校生代表の平田悠さんが送辞、卒業生代表の谷口こころさんが答辞を述べた。
市内の高校の卒業式は、京都共栄学園が18日、福知山淑徳は24日、府立3校は3月1日の予定。
写真=卒業証書を受け取る卒業生の代表者(17日午前10時20分ごろ)