大江山・鬼博物館が50万人達成 開館から29年で
2022年08月02日 のニュース

国内外の鬼にまつわる資料を展示する京都府福知山市大江町佛性寺、市立日本の鬼の交流博物館(村上誠館長)の入館者が7月30日、50万人に達した。鬼伝説の山・大江山中腹で1993年に開館し、29年での大台を突破。家族と訪れた大阪府堺市西区の女児が50万人目となり、記念セレモニーで、マスコットの鬼、酒呑童子の出迎えを受けた。
鬼博は、国内でも数少ない「鬼」をテーマにした博物館で、河守鉱山跡地に建てられた。大江山の鬼退治伝説にまつわる展示品のほか、世界中の鬼の資料を所蔵。企画に応じて展示ている。
50万人目となったのは、吉川愛花理さん(8)。家族6人で兵庫県豊岡市の城崎温泉に行く途中で、「鬼さんと友だちになれるように」と思って訪れた。
セレモニーでは村上館長が吉川さんに記念品として、「鬼の図鑑」や鬼マスクなどを渡した。歴代の館長2人も訪れ、50万人目を祝った。
吉川さんは「びっくりした」と記念の入館者になったことを驚き、鬼博については「怖い鬼がいっぱいいて、おもしろい。また弟たちと来たい」と楽しんでいた。
村上館長は「多くの鬼ファンや地元の方々に支えていただいたおかげで50万人を達成することができました。来年は開館30周年の節目の年となるので、これからも魅力あふれる鬼文化の発信に努めたい」と話していた。
写真=村上館長(左)から記念品を受け取る吉川さん