福知山出身の森下投手 京都国際で2度目の夏の甲子園
2022年07月31日 のニュース

8月6日に甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する「第104回全国高校野球選手権」に、京都府福知山市出身の3年生左腕エース、森下瑠大君(南陵中出身)のいる京都国際が出場を決めた。7月27日にあった京都大会の決勝で、4番・投手を務めた森下君は、龍谷大平安を相手に、4打席で本塁打を含む2安打3打点と大活躍。チームは6-1で勝利し、2年連続2度目の夏の甲子園出場に導いた。
森下君は、昭和ガッツ、福知山ボーイズ出身。京都大会では5試合に出たものの、春先に左ひじを痛め、準々決勝までは4番・右翼手で出場した。2回戦と準々決勝では本塁打を放ったほか、高打率も記録して、チームの勝利に大きく貢献した。
また25日にわかさスタジアム京都(京都市)であった乙訓との準決勝では、救援として投手復帰を果たした。「あまり良くない投球だった」としながらも、終盤3回を1失点に抑える好投を見せた。
決勝では先発し、先頭打者アーチを浴びたが、2回以降は走者を背負いながらも要所を締め、6回を4安打1失点で切り抜けた。打者としても、4回無死一塁から右翼に逆転の場外弾を放ったほか、7回にも適時打で1打点を挙げ、投打で存在感を発揮。甲子園出場を決め、うれし涙を流した。
京都国際は、今春の選抜大会への切符を手にしていたが、開幕前日に新型コロナウイルスの集団感染が判明し、出場を辞退した苦い経験がある。
森下君は「選抜で悔しい思いをしたので、夏にかける思いはどのチームよりも上だったと思っています。やっと自分たちの代で甲子園に立てるので、状態を万全にして、ピッチングでもバッティングでも暴れ回りたい」と意気込んでいる。
写真=投打で活躍した森下君