過去最大の76ミリも出た! 福祉施設しんあいのオオクワガタ

2022年07月15日 のニュース

 国内最大級のクワガタ「オオクワガタ」を長年飼育販売してる京都府福知山市の障害者福祉施設で、これまでで一番大きなクワガタが育った。飼育しているのは日吉ケ丘の社会福祉法人みつみ福祉会生活介護事業所しんあい(山本実管理者)。13日に飼育瓶から成虫を取り出す「割り出し」をしたところ、過去最大の76ミリ超が2匹現れ、丁寧に世話してきた成果に飼育員と施設利用者が自信をのぞかせた。

 しんあいでは、障害者の自立、職業訓練の一つとして菌床シイタケの栽培を手がけ、収穫後の菌床を林の中にツンで置いたところ、たくさんのカブトムシが集まり、産卵するようになったことから甲虫の飼育を開始。オオクワガタの交配に取り組み、良質個体の量産にめどが立った1999年からはオオクワの販売を本格化させている。

 大きさだけでなく、色や形など姿の美しさにもこだわってファンを増やし、全国から注文が入って人気を集めている。

 今季の飼育も秘伝のブレンド餌を使い、オオクワが飼育瓶の中で大きく育った。数は雄雌各100匹の例年並みだが、仕上がりに太鼓判を押す。力強い大顎が自慢の雄は、「かなり大きい」とされる65ミリを超える個体が多く、中でも、過去最大の75ミリを上回る76ミリ超の個体が存在感を放った。

 割り出し作業は職員と施設利用者10人ほどで行い、担当職員の大槻正明さんは「今年は『でかっ!』と私たちも思うほど大きい。うれしいですね」と笑って話す。

 販売は施設内店舗とインターネットで18日午後2時から開始する。問い合わせはしんあい、電話0773(22)8694へ。

 

写真=過去最大76ミリ超サイズが登場

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