身近な物を使って救命活動 三和中が防災学習で自衛隊員に学ぶ
2022年07月07日 のニュース

京都府福知山市三和町千束、三和中学校(川端那美代校長、生徒46人)は1日、全校生徒を対象にした防災学習を開き、自衛隊員から、身近な物を利用した担架づくりなど救命活動を学んだ。
災害時に若い働き手として活躍できる能力を身に付けてほしいと実施。自衛隊京都地方協力本部の5人が講師を務めた。講話では、自衛隊の役割や、実際に東日本大震災の被災地で活動した時の話を聞き、救命活動の現場について理解を深めた。
続いて、物干しざおと毛布を組み合わせて担架をつくったり、ナイロン袋や雑誌、ビニールひもなどが、腕を固定するためのギプス、添え木代わりになることを教わり、実践した。
3年の熊谷桃子さんは「ナイロン袋など身近なものに少し手を加えるだけでできることなので、応急処置にぴったり。隊員みたいにすぐ行動に移せる人になりたいです」と話していた。
写真=ビニール袋で作ったギプスの使い方を教わる