きれいにして犯罪ない町に-大江の鉄道高架下で子どもたちが落書き消す

2022年06月28日 のニュース

 落書きを消してきれいな、犯罪の無いまちにしようという取り組みが、京都府福知山市大江町二俣で25日にあった。地元の大人と子ども、大江町の駐在所員ら約20人が参加。強い日差しのなか、懸命に壁の落書き消しに取り組んだ。

 交番・駐在所を中心に地域住民や自治会などが連携し、防犯活動をする府民協働防犯ステーション活動の一環つ。割れた窓ガラス1枚を放置すると、いずれまち全体が荒れ、犯罪も増えるという「割れ窓理論」に基づき、まちを美化することで犯罪を抑止する「ビューティフル・ウィンドウズ運動」として取り組まれた。

 参加者は京都丹後鉄道宮福線高架下で作業。パトロール中に、スプレーで書かれた壁の落書きを見つけた福知山署大江駐在所が中心となって、各所に協力を呼びかけた。参加者は、灰色の塗料をローラーで塗り、力を合わせて落書きを消していった。

 参加した大江小6年の嵯峨根颯介君と4年の荻野葵斗君は、額に汗をかきながら「塗るのは大変だったけれど楽しかったです。落書きをした人は反省をして、今後は絶対にしないでほしい」と話していた。

 駐在所の土井慎太郎警部補は「子どもが参加してくれることがうれしい。小さいころから防犯意識が芽生えることで、将来、治安の良い大江町につながれば」と目を細めていた。

 

写真=ひたむきに落書きを消す子どもたち

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