福知山市の合計特殊出生率、なぜ高い 大学生が調査 出身者と転入者で違う傾向

2022年06月26日 のニュース

 京都府福知山市福知山市西小谷ケ丘、福知山公立大学医療福祉経営学科4年生の柴田青衣礼さん(22)が、本州3位を誇る福知山の合計特殊出生率をテーマに調査した。25歳~39歳の市民103人のアンケートを基に、市出身者と転入者に分けて性別役割分担への考え方や女性の就労形態などで分析した。

 合計特殊出生率は、人口に対して生まれた子の数を表す指標で、1人の女性が一生の間に産む子どもの数に相当する。福知山市の最新値(2013年~17年)は2・02で京都府1位、本州3位となった。将来にわたって日本の人口を維持できる水準は2・07とされる。

 柴田さんは静岡県出身。大学入学直後の授業で市職員の講話を聞き、福知山の合計特殊出生率が高いことに関心を持った。

 2021年度に、地域貢献につながる可能性などを認めて同大学が支援する学生プロジェクトに採択され、「福知山市の合計特殊出生率を高める因子について」の題で、昨年8月から10カ月かけて調査活動に取り組んだ。

 「福知山は子育て世代の転入が多い」とする京都府の先行調査を参考に、市の協力を得て市民へのアンケートを行い、市出身者と市外からの転入者を約50人ずつに分けて傾向を調べた。

 調査の結果、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」とする意識に反対したのは市出身者がほぼ100%、転入者は78%。柴田さんは「転入者の値も低くはないですが、出身者の方の意識の高さに驚いた」と話す。

 女性限定の調査では、出身者は既婚率が低く就業形態は常勤が多いが、結婚すると子どもを2人以上持つ夫婦が多い。転入者は既婚率が高くて専業主婦が多く、子どもは1人が多い傾向が見受けられた。

 そこで「転入者は既婚率が高いことで(絶対数として)子どもの数が多く、出身者は年収が高いことで結婚をすれば子どもを2人以上持てる環境にあるため子どもが多い」と総括した。

 柴田さんは「アンケートは52項目あり、回答してもらったみなさんには時間を取っていただき感謝しています。調査結果のデータを福知山市と共有して今後のまちづくりに役立ててもらえたらうれしい」と話し、市に調査結果を託すことにしている。


写真上
=調査結果について話す柴田さん
写真下=性別役割意識についてのグラフデータ

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