高齢者にスマホを 福知山市が購入の補助始める 使い方講座付き
2022年06月17日 のニュース

京都府福知山市は、市内に住む65歳以上の高齢者を対象に、マイナンバーカードに対応したスマホを初めて購入する際の補助を始めた。市内6カ所の協力店舗での手続き時、データ移行やアカウント設定に必要な手数料、端末費などの3分の2までを支援し、上限は1万円。店舗には早速、利用者が訪れた。
行政手続きのオンライン化、キャッシュレス決済などでスマホの利用が増える中、全国的にも普及率の低い高齢者を支援しようと取り組む。各店舗には、電源の入れ方やメールの送受信、インターネットの利用といった基本の講座を、購入者に実施することを求めている。
補助の申請には講座の受講が必要で、申請はオンラインのみで受け付ける。マイナンバーカードを取得済みか、申請中であることも条件。来年1月31日まで。
初日に厚中町のエックスモバイル福知山店(大橋秀明店長)へ機種変更に訪れた77歳の女性は、「補助が切り替えのきっかけになりました。使いやすいものを選んでもらったので楽しみです」と話していた。このあと、店員から使い方をじっくりと聞き、最後は一緒にオンライン申請をした。
利用者が先着1千人に達した場合は、その時点で締め切る。協力店舗は次の通り。
auショップ福知山堀▽au Style福知山▽エックスモバイル福知山店▽ソフトバンク福知山▽ドコモショップ福知山店▽スマホ見直し本舗
写真=エックスモバイル福知山店で使い方の説明を受ける女性