市の花キキョウで洗顔せっけん 三和分校が根を提供して商品化

2022年06月10日 のニュース

 福知山市三和町千束、京都府立福知山高校三和分校(大久保博之副校長)が提供したキキョウの根を使い、東京都の企業が洗顔固形せっけんを完成させた。根のエキスは酸化防止作用があり、根に含まれる成分「サポニン」が泡立ちを良くするといい、6日からネット通販サイトで販売開始。今後は、市内や全国での店頭販売をめざす。

 キキョウは、福知山城を築いた明智光秀の家紋で、市の花でもある。三和分校では以前から農業科が栽培。生徒たちが手分けして、水や肥料をやったり、雑草を除去したりと、丹精込めて育てている。

 中国や日本などで漢方薬として重宝されている根の部分を有効活用できないかと生徒たちが考えていたところ、東京で化粧品類の開発販売をする「Mind Leaf」(マインドリーフ)の飯渕弘成社長(36)から、「スキンケア商品に根のエキスを使用したい」と、提供依頼が届いた。

 飯渕さんは、大阪府内のスキンケアメーカーに勤務していたサラリーマン時代に、取引の関係で福知山と縁ができ、キキョウ根の成分に関心を持っていたことから、市産業観光課に相談し、三和分校が育てていることを知り声をかけた。

 ここからプロジェクトが動き出し、昨年12月には飯渕さんが三和分校を訪れ、生徒たちと交流。同時進行で成分分析や開発を続け、敏感肌の人でも満足な使用感が得られる「福知山キキョウせっけん」が誕生した。

 完成の報告と今後の取り組みの相談のため、7日に飯渕社長が再び三和分校を訪問。プロジェクト主体の生徒4人に、提供への感謝の気持ちを伝え、サポニンの説明やせっけんの作り方、全国展開への夢なども語った。

 また、現在は楽天市場のみでの販売だが、「市内のスーパーなどでも、このせっけんを販売したい」との展望を伝え、「流通業者への商談や店頭販売会を一緒にやりませんか」と呼びかけた。生徒たちは「楽しそうだし、やりたいです」と返答。市内での販売に向けても、手を組むことが決まった。

 生徒たちは「自分たちが育てたキキョウ根を使ったせっけんで、肌の悩みが改善されたりして、喜んでくれる人がいればうれしいです。今後は販売のサポートなどをして、まずは福知山の人に知ってもらい、全国に広がる商品になれば」と期待している。

 

 

写真上=商品を持つ飯渕社長(後列中央)と農業科のプロジェクトメンバー
写真下=ネット販売を開始した福知山キキョウせっけん

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